2014年7月16日水曜日

7/12   7月環境塾

平成26年7月12日 


先日から、過ってない大型台風の日本列島直撃ニュースが流れていましたので、環境塾開催について、台風情報を聞きながら大変、気をもみました。

 開催場所も、今回初めての「かみいしづ緑の村公園」で行いましたため、

事前に、現地を下見に行って山の中なのも確認していましたので台風被害が
無ければよいが等心配していましたが台風通過予定日が1日早まり、通り過ぎた本日は
朝から予想外の穏やかな日で助かりました。

 しかし、通過した地域では大変な被害が出ていて心が痛みます。


場所は、「かみいしづ緑の村公園」  

現地集合で10:00~12:00まで.


「薪と森林再生」   地域再生機構理事 森大顕 講師

環境学習のねらい
     * 地球温暖化による将来の地球の危機を学び、地球を守るため森林再生に
        ついて学ぶ

     * 森や川の機能や果たす役割の重要性を学び森づくり川づくりについても理解する

     
学習内容
     * 川の上流から下流までの水の流れ方を学び山が荒れると異常気象による豪雨
        で洪水が起きるため山を守らなければならない事を学んだ。

     * 日本全国、緑の多い山が多いが地肌に草が生えていない。木が密集し光が
        地面に届かないため草が生えず水が貯えられない。雨が降るとすぐ流れて
        しまう。

     * 真っ直ぐな木は良いが、曲がったり、斜めになった木は安いので、 
        山に放置され豪雨になると土砂崩れを起こしたときなどに川に流れてきて
        膨大な被害が下流で起きる。

     * 昔の浮世絵を見ると後ろの山は、はげ山が多いこれは山の木を、昔の人たちは
        燃料として必要としたから山から切って使っていた。自然循環が良い。

     * 今は、サウジアラビヤなどから油を買って燃料としているため山の木がいらなくなり
        どうしたらいいのか国や県も考えているが私たちも考えることが大切です。

     * 少しでも山の木を薪として使い木のエネルギーを見直す必要がある。
     
        
     * 里山資本主義
        里山資本主義とはマネー資本主義の反対語としてつくった言葉です。
        マネー資本主義では、生活に必要なものを全てお金で買ってきます。
        ですので、お金が大事なので、もっともっと持っているお金を増やしましょう
        というのがマネー資本主義です。

        里山資本主義はその反対で、なんでもかんでもお金ばかりではなく、
        生活に必要なものは採ってくるとか、物々交換とか、育てるとかして調達しては
        どうだろうということです。
        人が住んでいる場所の近くにある山を、うまく暮らしに活かす「里山」という
        技術は世界的に有名です。日本では、昔からお金だけではなく、地元の資源を
        循環させて、大事に育てながら、使える分だけ使って、回していこうというシステム
        が備わっています。
        一方的に木をとってくるのではなく、きちんと育てて、薪を取り、山菜を取り
        肥料をつくります。また、山を保全するので養分が流れていき、海でまたいろいろな
        ものが育ちますし、木をちゃんと残しているので洪水が起きにくくなります

      * 地元の木を使ってほしいと言う願いをこめて、山の木を薪としロケットストーブを
         作成し利用体験をした。

      * ロケットストーブ
         キャンプ・非常用等に使う。 そのほか、木のエネルギーを家庭で年に
         数回でもよいので、実際に使い料理の煮炊きに役立つ事を知る。














   
   木に火をつけるとすごい煙が出ることや、木には簡単に火がつかない、
   火がついてしまえば、少しの木を燃やすだけでかなり大きいエネルギーの熱に
   なる事も知った。 
   火を燃やせるロケットストーブにするまでには、
   みんなと協力し考え工夫をしなければ、完成できないこともわかった。

   実習体験することにより、塾生、保護者も多方面にわたった学習内容があり有意義な
   環境学習でした。
  
   大きな怪我もなく無事終了しました。










2014年7月8日火曜日

6/14  6月環境塾

平成26年6月14日
           徳山ダム見学会  8:00~16:00


   *参加者は、塾生、保護者、スタッフなど合わせて84名で
     大型バス55人乗り2台で出かけました。
     出発したときは大変天気も良く安心していましたが、だんだん徳山ダムに、近づくにつれ
     雲行きが怪しくなりとうとうバスのワイパーを動かさなければならないほどの降りになり
     とっても心配しましたが、なぜかダム到着時には雨が上がりラッキーでした。
     途中野生のサルが道を横切り塾生たちは初めて野生のサルを見ることが出来ました。
     徳山会館での昼食の時にはイヌワシやクマタカといった希少な猛禽類が生息している
     と、いう事を聞いていたので、とても大きな鳥が来て低く飛んでいましたからイヌワシか
     クマタカなのかなと思いました。

   *徳山ダム見学の目標
     ダム周辺で見られる生き物たちと自然環境を守るためのダムの働きを学習
   ダム建設に当たり山を出来るだけ削らずに自然をそのままに残す工夫、
   野生の生き物を保護してダム建設前と変わらない生活が出来るようにし、
   自然をそのまま残せるようにした工夫、さらに今後についても森林を今までの
   まま残して守る工夫を学ぶ。

  *内容
    貸し切りバスで徳山ダム、周辺の森林徳山ダム湖に溜められた水を見学し、
    森林に棲む鳥獣類を観察し、水環境や生物多様性の重要性を学びました。
    そして生物多様性の保全活動についても学びました


タイムスケジュール

  8:10  日本環境管理センター出発
  9:10  揖斐総合庁舎 合流 出発

  10:00  森と水の学習館
        ・ 揖斐川水源地域の広大で豊かな自然環境の保全活動、
          この自然を活用した体験学習・環境教育・上下流交流、
          水源地域の情報発信などの活動を通じて、揖斐川水源地域の森林・川・水・
          野生生物など自然環境の保全と水源地域の活性化に取り組んでいる事
          を、知りました。。
        ・ 私たちは、徳山ダム上流域は、揖斐川流域全体の貴重な財産である事も
          学びました。
        ・ 揖斐川 水源地域の豊かな自然環境の保全と水源地域の活性化を
          図ることを目的とし、ダム管理と整合を図りながら保全活動、環境教育、
          調査研究、拠点施設の管理などを行っていることも知りました。
        ・ 学習館には間伐材を利用した作品の展示などもありました。
        ・ 山を守るため、・混みあった森林から曲がったり弱ったりしているスギや
          ヒノキなどの針葉樹を抜きぎり、 森林の中を明るく保ち、 真っ直ぐ育てる為に
          必要な作業があることも知りました。
        ・ 間伐を行わない森林では樹木の生長がにぶく、根を張ることも難しくなります。
        ・ 森林の中は暗いため下草も生えないので、水源涵養力、土壌保全能力の低い

          森林になってしまい強い雨が降ると土砂崩れなどの大災害につながることも
          わかりました。

 10:20  徳山ダム見学
          水と森の学習館で、徳山ダムについて説明を受けました。
          

①ダム堤体内視察



② 選択取水設備視察

 ③ ダムサイト左岸広場 
 


         ④徳山会館前広場
       


 11:40  徳山会館 (昼食)


 13;00  藤橋城(西美濃プラネタリューム見学)

 14:00  道の駅(星のふる里ふじはし)

 16:00  日本環境管理センター到着