2014年9月17日水曜日

9/13   9月環境塾

平成26年9月13日 土曜日

            ハートピア安八


今日は、朝からとってもさわやかなひさしぶりの晴天でした。

 ● 1時間目 「夜空の星々と光環境」   船越浩海講師

今回は、岐阜県最大の望遠鏡で太陽の黒点を見るのに、とても良い条件がそろった天候でした。
天候の関係で条件がそろわないと望遠鏡は見れません。

船越講師は、受講生に限られた時間内に下記3つを時間の配分を考え実施してくださいました。
①望遠鏡を見ること
②プラネタリュームを見ること
③講義室で光環境の光害(ひかりがい)について学ぶこと
場所移動に受講生もてきぱきと協力してスムーズに学習できました。♪ 
①3階の天体望遠鏡で受講生、保護者それぞれ、順番に太陽の黒点、プロミネンス(炎)を見ました。
 
 *太陽を望遠鏡で見ると赤色でびっくりした。
 
 *貴重な体験ができてうれしい。
 
 *皆既月食をみたい。
 
 *月、太陽、星がこんなにきれいで、火柱や、黒点があることを初めて見たのですごい。
②プラネタリュームで皆既月食が今年は10/8に見られることを教えてもらった。
 *講師の解説がユーモアをまじえてとても分かりやすかった。
 *毎日天の川が見えるくらいのきれいな空気の夜空になれば心がうきうきする。
 *プラネタリュームは、3回目ですが展望台で望遠鏡を見たのは初めてでうれしかった。
 
③光害(ひかりがい)夜の街灯をよく見ると必要なところに必要なだけ光が届いていればよいが、
  道をあまり照らさず必要のない空とか田んぼなどを照らしている光のこと。
 *田んぼの稲が夜まで明るいと実がつかないことを知った。
 *必要なところだけ光を照らす工夫をしたフードを取り付けることが大切なことを知った。
 *町のあかりで夜が夜でない環境になり昼と夜の感覚がなくなり季節通りに花が咲かない
  ことを学んだ。
 *電気の無駄をやめる。しかし、1人だけ節電しても発電所の発電量は、
   計画発電なので急に減らすことが、できない。
   しかし、消費電力量を予測して発電しているため100人以上とかたくさんの人が
   節電すれば発電量を減らすことができることを知った。


 ● 2時間目  「自然と人」  小野木三郎講師

★ 環境学習のねらい
  地球上に生存するすべての生物、動物は皆んな意味があって生きていることを学ぶ。
  いらない生物、植物、動物はいない。
★ 講義の内容
 *モンゴルの砂漠、草原の写真をパワーポイントで見ました。立木が育ちません。
   一年間を通して雨がわずかしか降らないので水に困っていることを知りました。
 *春夏秋冬、四季があるのは日本だけ、世界中で一番幸せな国。
 *太陽のエネルギーが植物を育てる→デンプン、糖分ができる→動物がそれを喰う。
   一つの命の下には犠牲になる命が限りなくあることを学んだ。生物多様性
 *生物や虫、昆虫、動物の生きていく目的は、自分とそっくりの子供を地球上に残すことを
   目的としている。
 *地球にはごみ掃除屋(ダニ、きのこ類が自然のごみを分解する)がいて自然循環している。
   人間社会のごみは市役所が集める。循環できない。
 *私たちが地球号といういずれ沈没する豪華客船に乗り旅をしていると例えると
   人間が船の中で一番いい部屋にいて、飛騨牛を食べながらワインを飲んでいる生活を
   している。
 
   しかし、船はあっち、こっちに穴が開いている。私たち人間は、どこに穴が開いて
   いるのか調べて防ぐ人になってほしい。
★ まとめ
  *人類は繊細な自然の恵みを忘れ、たくさんの植物、動物の生命の上で自然界を
    支配している仕組みについて学んだ。
  *日本は、ヨーロッパ諸国と比べると四季があるので動植物や樹木の種類がとても
    多い事を学びこの環境を次世代の人類にも引継がなければならないことを学習した。