9月 環境塾 (揖斐川町の桂川)
先日の台風18号で関東と東北の記録的豪雨で、栃木県、宮城県で堤防が決壊し
甚大な浸水被害が出ました。大変胸が痛みます。
今回の「お魚ウオッチング」の会場となる揖斐川町の桂川は、先週下見に来たとき
は、膝下ぐらいの深さで、安心していましたが、岐阜県でも大雨が降りましたので、
水深について、心配していましたが、先週よりは、やや深かったのですが、
窪田講師の指導の下に無事実施終了できました。
「お魚ウオッチング」 窪田一仁 講師 自然観察指導
参加者の環境保全意識の向上のためも含めて、水環境や生物多様性の重要性、
保全の大切さを体験するため揖斐川町桂川で「お魚ウオッチング」を
行いました。
また体験中は、森林・環境税受託事業であることのわかるのぼり旗、
お魚調査中の旗も立て、近隣住民に活動の内容がわかるようにました。
★ 揖斐川町の桂川について
●揖斐川にそそぐ川で、人の手が加わって無いので現在でも
自然が残っている。
●今日は、先日まで雨が降っていたためいつもより増水していますが、
濁りもなく「お魚ウオッチング」するのには問題ない。
●川の真ん中から東側の流れが速いので気を付ける。
●こんなきれいな川を、いつまでも残す必要を、学んだ。
★桂川に棲んでいる魚たち
●シマドジョウ
●ドジョウ
●ヨシノボリ
●ナマズ
●スナヤツメ
●ドンコ
●オイカワ
●カワムツ
●アユ
●タカハヤ
●アユ
●ギンブナ
●カマツカ
●ブラックバス
★桂川で観察できる魚たちや貝たちはそれぞれ、助け合って生きている。
一種類の魚や、貝が死んだりしていなくなってしまったらその他の
たくさんの魚たちや、貝たちも生きていくのが難しくなってしまう。
みんなで、魚や貝の棲みやすい環境を守る必要がある事を、学んだ。
★ 窪田講師の指導で、魚を捕まえる方法を学びました。
川の水が流れている所まで行くには葦などの植物がたくさん
生い茂っている土手の湿地を通らなければ行けません。
下見の時に見つけておいた人口のコンクリートの階段に
参加者を、誘導しました。
川下にはスタッフが、張付いて安全を見守りました。
水がきれいで水草もいっぱいあり、水の流れでなびいていました。
こんなきれいな場所だから生き物がいることがわかりました。
葦の群生している所には、ハグロトンボやシオカラトンボが
たくさん飛んでいました。
水の流れの方に来たトンボは、手で摑まえれそうなのにスイスイ
逃げて水面に写ってびっくりするほどきれいでした。
★ 水がとてもきれいで、水草がかたまって隠れ家みたいでしたが、
水の中を勢いよく魚たちが泳いでいるのが良くわかりました。
簡単に網に入りそうなのに、逃げられてしまっていましたが、
しばらくすると、あちら、こちらで歓声が上がり魚を捕まえる
ことが出来ました。
みんなが捕まえた魚をプラスチックのケースに入れ講師から
それぞれの特徴を教えていただきました。
↑
これは、ドンコです。
昔はたくさんいたが現在では、希少種です。
動きが、遅いので捕まえやすい。
一生を淡水域で過ごす。群れを作らず単独で生活する。
食生は、動物食なので口の中に入れば、魚類、水生昆虫など
にも襲いかかる。
小さい魚を同じケースに入れると食べてしまう。
人間が、ドンコをから揚げ、塩焼きなどで食べるとおいしい。
寄生虫を保持するので、生では食べない。
★桂川にはたくさんの種類の魚たちが棲んでいます。
とってもすばしっこい魚たちは、昨日、講師が捕まえて
置いてくださいました。
もっと、すばしっこい魚はつり竿でつられたそうです。
↑
これは、シマドジョウです。きれいな水にしか棲めません。
★ 講師から、たくさんの種類の魚たちを見せてもらいそれぞれの特徴を
教えてもらいました。
魚が生息するには植物なども含めて生物がそれぞれ助け合ったり、
喰われたりしながら、
自然環境のバランスを保っている事を知りました。
水環境や生物多様性の重要性、保全の大切さが理解できました。
★せっかく、捕まえたが、自然を大切にすることを学び、捕っては
良くないので魚たちに勉強できたお礼を言って
川に返し元気に泳いでいく姿にお別れしました。
★日ごろ経験出来ない体験ができ、ドキドキ楽しい一日でした。