2016年12月19日月曜日

12/10   12月環境塾

 平成28年12月10日

 
       12月 環境塾        (日本環境管理センター)

      
    昨日までの日中は、とても12月とは思えないような暖かさがありましたが、今日は朝から
  晴天なのに 思わず上着の襟を立てたくなるような冷たい風が吹いていました。


 ★1時間目 
        「自然環境の保全」     伊藤 健吾 講師    岐阜大学応用生物学部教授


          ●今日のテーマ

       ①日本の自然のとくちょうを知る
         日本の自然は人間と深いつながりがある
         2次的自然(田んぼや雑木林)
         日本は田んぼやぞうき林があり人間ががお世話している
         昔から米を作ったり木の実を取ったり、まき(薪)を取ったりしてお世話してきた
         しかし、今はほったらかし

         世界の自然は、しつげん(湿原)げんせいりん(原生林)があり人間が入らない
        
         自然は手を加えなければ移り変わっていく➡せんい(遷移)
         ほっといたら遷移が進んで違う環境になってしまう
         元いた場所に住んでいた生き物たちはどうすればいい?
     
       ②自然を守る環境保全って必要なの?
         昔は不便だった
         しかし、今は人間が住みやすくするため
         家を建てる 道路を作る 海を埋め立てる だから自然や生き物が
         失われていく
         人間が住みやすくなると自然とか生き物には良くない

         70年前 ➡➡➡ 1人の食べる1ヶ月の米の量 ➡➡➡ 10kg
         40年前からみんなが米を少ししか食べなくなった。。

         田んぼがいらなくなった。田んぼのお世話をしない
         薪も使わなくなった。雑木林のお世話をしない
        
         生き物や自然の風景がなくなるとさみしい

         守らなければならない   ➡➡➡   大変なこと?
         保全しなければならない  ➡➡➡   むつかしいこと?

         いろいろ工夫しながらやらなくてはいけない
         (こうすれば大丈夫という答えはない)

         でもとっても楽しい事なのです
         

       ③生き物のすごさ、楽しさを知る

                 エビとカニのちがいを教えてもらいました

             
               講師は塾生たちに観察しやすいようにカニを眠らせました
               八角(八角状の星型をした香辛料、スパイス)を水に振りかけると
               カニは元気に動いていたが眠りました


ふだんみなれないカニを見せてもらい真剣なまなざし


           古い順 
                 クルマエビ ➡  テナガエビ ➡ モズクガニ
                 アメリカザリガニ  ➡ サワガニ

           古いタイプは、卵が小さく数が多い 海をただよう(プランクトン生活)
           新しいタイプは、 卵が大きく少ない ちびエビ ちびガニまで育てる

      ●まとめ
       
          生き物たちは進化をくり返してきた
          その結果、いろいろな形や能力を手に入れた
          生きていく環境にピッタリ合うように
          なので環境が変わると生きていけない
          すごいけど弱いのかもしれない
          だから、みんなで守っていかないとだめなんです

  ★ 塾生の感想

      ● 進化をくりかえし生き続ける生命の力とその命を守る環境を
        私たち人間が守らなければならないことがわかった

      ● 環境を守っていく事の重要性がわかった

      ● いろいろな探求心や興味が環境保全にもつながることを学んだ

      ● 環境を守ることは人間のためでもあることがわかった


 ★ ワークショップ 
           「廃油せっけんつくり」


        お家で天ぷらを揚げた後の汚れた油から作るせっけんです
        洗い流しても川・海を汚さないので地球にやさしい


  廃油せっけんの作り方
 
 
 用意するもの  ******* 廃油 330㍉㍑
            苛性ソーダ(水酸化ナトリウム) 45
            水 100㍉㍑
            ペットボトル 1本(1リットルくらいがちょうど良いが、大きくても良い)
            マスク・手袋
            氷
            計り(スケール)

  苛性ソーダ45計り、ペットボトルに入れます。
    (この時、絶対苛性ソーダには、素手で触れないで下さい。手袋等をつけて下さいね。)
  その中に、100㍉㍑を入れます。
    苛性ソーダが水に溶け、一気に温度が上昇します。
   【注意】 (この時、絶対に蓋はしないで下さい)
         マスク等を着用し、絶対に気体を吸い込まないよう気をつけて下さい。
         換気扇の下や、家の外など、換気の良いところで行って下さい。
  氷のたくさん入ったボウルや鍋などにペットボトルをつけ、溶かしながら冷やす。
  冷えたら、中に廃油330㍉㍑を入れます。
  ペットボトルの蓋をし、約5~10分、頑張って振って振って、振りまくって混ぜる。
  中の液体がどろどろっとしてきたら、出来上がりです。
  液体が固くなるまで置いておきます。(ふたをしないで一ヶ月以上保管)
  固くなったら、ペットボトルごと、適当な大きさに包丁で切ります。
  廃油石鹸が白っぽく完全に乾くまで、外や風通しの良い所で乾燥させます。
    
   乾燥したら、出来上がりです♪♪ 食器、からだ、靴、衣類などに使えます。("^ω^)・
とっても楽しそう ♪ (#^.^#)


いろいろな廃油せっけんが出来ました



 
★ 2時間目
         「森・川・海のつながり  魚附林(うおつきりん)」
                       
                         大西 健夫 講師  岐阜大学応用生物科学部
                               

              ● 本日のキーワード  魚附林(うおつきりん)

          初めて聞く言葉ですが1000年以上前からある言葉であると知った
    
          魚が寄ってくる林

          自然の中にはすごい仕組みがある。そのしくみが生物にめぐみを与えている

           


         地球をサッカーボールくらいの大きさとすると
         地球上の水の量はビー玉くらいで
         その水の中でも人間が飲むことのできる淡水の量は米粒くらいしか無い

         川は上流から下流に流れていくうちに、だんだん太くなり海にそそぐ
         地球上の水は、使ったらなくなるが、蒸発して雲になり、雨になり、山や平野に
         降り川になり海になりグルグル循環する

         国により川の色が違う(川に溶け込んでいる成分が違うから)

         川はいろいろな物を運んでくる

         その中でも鉄が多い   鉄は酸素と結びつくと赤色になる

         鉄は人間や生物に必要であり大切なものである

         森林、湿地、水田、畑では鉄濃度が違う  湿地には鉄分が多い




               湿地は有機物の分解が遅いので鉄と土が結びつきやすい

           鉄はいろいろな形で水に溶けて水資源を支える植物プランクトンを育てる

           植物プランクトンが多くいるところに魚などの生物が集まる

           * 植物プランクトンが光合成するために鉄が必要 *

     

         (畠山重篤さんの言葉)

           川は陸の栄養分を海に運んでくれる

           栄養分のある川の水が流れ込んでこそ魚や貝のエサとなるプランクトンが
           たくさん育つ

           海の生物生産に森と川が重要であることに気がついた


  ★ 塾生の感想
         
          ●人間や生物にとって鉄が、とても大切なことがわかった

          ●オホーツク海が豊かな理由は、アムール川(鉄濃度・湿地が多い)

          ●森は海の恋人(うおつき湿地)

    

           

           

2016年12月7日水曜日

11/12   11月環境塾

平成28年11月12日

             
         11月 環境塾        (ハートピア安八)

   
   今日は、とっても良い天気でした。
  3階の天文台にある、反射望遠鏡(東海では最大級の700mmの大口径)で、昼間の
  太陽を捉える天体観測ができました。


   ★1時間目  
             「夜空の星々と光環境」    船越 浩海 講師   ハートピア安八

      ●今日の講義は、とっても天気が良いので望遠鏡を見せてもらえることになりました。
       条件がそろわないと、なかなか昼間の太陽は見えないそうです。
                   船越講師は、限られた講義時間中に、塾生が3階の天文台と2階の講義室を移動
       し、ひとり、ひとり望遠鏡をのぞいて観測をするため時間を効率よく使う指導を
       されました。
       
         ①反射望遠鏡で昼間の太陽を見る

            
               講師から望遠鏡を見る前に説明を受けました
               天井が自動に開き自由自在に方向転換もしたので
               受講者から、思わず歓声が上がりました

             
                初めて昼間の太陽を見ています
              受講生 保護者 順番に太陽の黒点プロミネンス(炎)を見ました
              
              明日11/13(日)月が地球に近づき、満月となり、一際大きく見える
              スーパームーンが見られる
              
              国立天文台によると、同日は地球と月の距離が35万6509キロ・メートル
              まで近付き、その後に迎えた満月は1948年に次ぐ68年ぶりの近さと
              なった。
              今年最小だった4月22日の満月と比べ、見た目の大きさは1・14倍、
              明るさは1・3倍という。月は地球の周りを楕円(だえん)を描いて回っており、
              最も近い時と最も遠い時では約5万キロ・メートルの差がある。



       ②ハートピア安八特製の星座早見盤の模型を工作し、上手に使う工夫
    
                
               1等星  2等星  3等星  4等星が●印の大きさを
               変えて表示されています

               
               それぞれの星の場所が、毎月移動しますので、それに
               合わせて動くように組み立てました


       ③光環境の光害(ひかりがい)について学ぶ

               
                
          ひかり害が出ている街路灯や建物、夜の商店街などの写真を見せてもらい
          必要のないところを照らしている光が非常に多く無駄であり害になっている
          事を知った

          ひかり害のため、植物、や稲が育たなかったり夜空の星が都会では
          見にくい  田舎や山間部では周りが暗いので星がきれいに見える

          植物が昼と夜を間違え、花の咲く季節に咲かなかったり、早く咲きすぎたり
          自然が狂う事を学んだ
       
          地球温暖化に拍車をかけている無駄な電気をやめる
          一人だけ節電しても発電所は計画発電なので100人以上の人がまとまって
          節電しなければ発電量を減らすことはできない事を学んだ


   

    ★2時間目
            「世界の話と~バイオスフィア2」    石原 英一 講師
                                              安八町教育委員

          
        ●担当の講師のご都合が悪くなり、イシコ(石原英一)講師にお願いしました

      イシコ講師 プロフィール 
      1968年安八町生まれ。静岡大学理学部卒業後、大道芸を取り入れた子供ショーを   
    しながら約10年間、全国を周る。その後、女性ファッション誌の編集長を経て、
    企画会社((有)ホワイトマンプロジェクト)設立。WEBや雑誌の企画、鞄や
    シャツの企画、中学校の先生向け指導書を作成する環境教育の企画など幅広く
    活動。その一方で、「1ヶ月90食寿司を食べ続けると人間はどうなるか?」、
    「世界各地の美容室で髪の毛を切ってみる」など独特の体験を書き綴る
    エッセイストとしても活動している。著書に「世界一周ひとりメシ」
   (幻冬舎文庫)、「世界一周飲み歩き」(朝日文庫)ほか。
    2010年から安八町在住


              
               講義の前に、みんなでフーセンアート作りに挑戦しました

               講師は一息で、フーセンを膨らますことが出来ました

               そして簡単に手早く犬のアートを作られました
 
               塾生、保護者、スタッフ 誰一人フーセンを膨らますことさえできません

               人間は、みんな得意不得意があります 

               どんなことでも自分が実際にやってみると、難しいのがわかりました
              
               簡単に、膨らますことが出来るようになるにはそれなりの努力と苦労が

               あることを学んだ

               人間を観察するには正面だけでなくいろいろな方向から見て、

               判断しなければ本当の姿が見えない事も学んだ



          
       ● 「バイオスフィア 2」  初めて聞く言葉です


          アメリカ合衆国アリゾナ州に建設された、巨大な密閉空間の中の人口
      
          生態系である建物の事 

          建設の目的は、将来人類が宇宙空間に移住する場合、閉鎖された狭い
 
          生態系で果たして生存することが出来るか検証する事と 地球の環境問題
 
          について研究するための建物


       ● A4用紙 1枚に、「バイオスフィア 2」を想像し、 今日の講義が行われている

         部屋だけで1年間生活するためには何が必要か考えて書く講義でした


         (受講生 保護者 の感想)

         * 生きるためにはどうしたらいいのか考えさせられた

         * 人間の生活空間について考えることで日頃の生活がいかに物があふれて
           いるのかわかった

         * 人間が生きるためには何が必要なものか考えさせられた

         * 自給自足することが大切なことに気付いた

         * 歳を重ねると頭が固くて難しかった

         * 発想力をすごく試された  たぶん私はその環境に置かれたら3日で息絶える
          
         * とっても楽しい授業でした

         * 自分で想像して書いたことは楽しかった

         * 日頃の生活を見直し、見つめることが出来た

         * 生きるためには何が必要か考えることが 楽しかった

         * 新しい視点から見て考えることは楽しかった

         * 思ってもない事ですが、自分が生きていくために何が必要か考える
           機会だった

         * 想像する楽しさがあった

       ● いしこ講師の講義は、今までになく興味深い内容でした
       
         最後に回収した感想レポートには、楽しかった、生きていく事について

         深く考えた 等の感想が多くありました

       


       




  

2016年9月12日月曜日

10/8   10月環境塾

平成28年10月8日

            10月 環境塾         (日本環境管理センター)

    先日より天気が悪く、トウモロコシの収穫を心配していましたが、やはり今日も朝からの
  小雨で畑がぬかるみ 楽しみにしていましたトウモロコシの収穫は出来ませんでした
   今年度は、7月の種まきも雨降りで出来ず 種まき・収穫も体験出来なく残念でした でも
  塾生の代わりに種まきと3か月に及ぶ育成そして今日の収穫まで職員の皆様にお世話になり   
  本当にありがとうございました
   講義の後にみんなで試食させてもらいました。



 ★1時間目  
         「トイレの話」        加藤 篤 講師     日本トイレ研究所


   ●人間は食べなければ生きていけない  そして食べれば必ず排泄(うんち・おしっこ)する
    「食べる事」 「排泄する事」 人間にとって基本的なことである




   ●みんなの 体の調子が良いのは いいうんち(ピカピカうんち)が出ること

   ●世界のいろいろなトイレの写真を見た 日本のトイレからは想像できない簡単な造り
 
   ●日本のトイレはきれいで衛生的!!
    (排泄物は水と一緒に汚水処理施設に流れて行き、微生物で分解され、水と泥になり
     泥の一部は、肥料などになります)
    (水は、川や海に行き、蒸発して雲になり、雨を降らせます)
    (この雨で木や植物が育ち、私たちの食物や生活に必要な紙などが出来ます 
     トイレットペーパーも作られます)

   ●日本のトイレがきれいで衛生的なのは トイレを作る技術や水・トイレットペーパーが
    十分あるからです しかし、もし水が出なかったら・・・・・・・・・・・災害時のトイレ

   ●災害時のトイレ(水が出ない)
    不衛生な環境では 食事 医療が成り立ちません
    トイレ・水・食料は三セットでとっても大切

   ●災害時に備えて災害トイレを普段から考えて用意!!
    今回2種類の災害トイレを見せてもらい水を使って実験した


                ①黒いビニール袋にふわふわの砂のような手触りの物を入れて
                  500ccの水を入れた 外へは全く漏れずツブツブのゼリー状に
                  変化した  講師は800ccまで大丈夫と言われた

 
       人間のおしっこは 普段は一回に200cc位なので4回は使えそう


                ②こちらの災害用トイレは水を入れると底にある紙の下に吸収され
                  やはりゼリー状になった  それぞれ状況に応じて使い分ける

     ●感想まとめ
      排泄は我慢できない生理現象です
      排泄を後回しにしてはいけない 命にかかわることだから!!
      災害時の必需品をよく聞くが トイレも大切だと思った
      いつ起こるかわからない災害に備えることが大切
      家にある持ち出し袋にトイレを追加したい
      普段でもトイレを大切にした(いつもお世話になっているから)
      これからは大切に使いたい
      災害時のトイレの大切さを教えてもらい我が家にも用意したい
      食べ物以外にも備えるべきものとしてトイレを学べた
      非常に為になる内容でとても参考になりありがとうございました
      すごくトイレの大切さがわかりました


      
★2時間目
       「循環型社会のしくみ」        牧野 大樹 講師    日本環境管理センター

    
     ●7月に浄化槽から流れ出る水の行方について教えてもらい 植物の育成体験及び
      観察を通して生物多様性の保全と仕組みを学ぶ計画でしたが、種まきも収穫も
      雨のため職員の方にお世話になりました  地球上の生物、植物などすべて
      生あるものは外気とか気象に左右されて人間の力の及ばないことも学びました
     
     ●浄化槽では微生物の働きにより汚泥と水に分かれます 
      *水
       川へ流れ海に行き雲になり雨となり再び山や平野に降り注ぎ植物や生物を育てます
      *汚泥
       環境を守るため日本環境管理センターの工場では、汚泥の水分を飛ばし資源として
                  培養土(炭化汚泥)を作って農業用堆肥として利用されます
       植物(トウモロコシ)の育成体験畑にも利用されています



                トウモロコシの畑 雨水でぬかるんでいました
       

               夏の間は路地栽培の畑で栽培テスト中のパパイヤ
               冬になるとリサイクル燃料のペレットボイラーで
               管理されている温室で栽培される

 
パパイヤとトウモロコシを焼いてもらいました
 

                パパイヤはキュウリとか うりのような歯触りでサラダにも合います
                今日はチーズ焼きにしたり胡麻ドレッシングなどをかけて試食しました

                トウモロコシの旬は、夏と思っていましたが今、収穫されたばかりなので
                生でも試食しましたが、とっても甘くフルーツみたいでした
                
 
種まき・収穫体験は出来ませんでしたがとっても美味しく
試食させていただき循環型社会のしくみを学びました
 

 

9/10    9月環境塾

平成28年9月10日

     9月    環境塾    (揖斐川町の親水公園沿いを流れる桂川)

     数日前から台風が3個も、日本列島に近づき、そのうちの1個は、観測史上
     例のない逆戻り台風となり、甚大な被害が東北、北海道などで発生しました。

     西濃地域でも、3日前には豪雨があり心配が予想されていましたので、安全に
     「お魚ウオッチング」を開催できるのか窪田講師は、川の水量、流れの速さ、濁りなどを
     観察するため、数日前から何度も川の様子を確認されていました。

     前年に引き続き、開催当日は、好天に恵まれ「お魚ウオッチング」の条件が整い
     参加者、講師、スタッフの協力で無事に終了できましたラッキー♪♪♪



           「お魚ウオッチング」        窪田一仁 講師   自然観察指導員


     ★環境学習のねらい
         
        ●環境保全意識向上のため、身近な地域の川で、水環境や生物多様性の
         重要性、保全の大切さを、体験を通して学ぶ

        ●先日の台風などの事も理解し自然の恐ろしさを知る事。
         
        ●最近では経験のできないきれいな澄んだ水の流れの中でたくさんの魚たちが
         泳いでいる素晴らしい自然も知る事。

        ●この素晴らしい自然を、残すために私たちは、どんな生活をするのか考える事。

     ★「お魚ウオッチング」体験実習
    
        ●3グループに分かれ窪田講師から魚の習性や、捕らえる時の網の使い方
         魚の逃げ場所、川の中の水生植物について学びました。

         

        ●桂川に棲んでいる魚たち 
         

         ●オイカワ(追河)   カワムツ      アユ(鮎)  タカハヤ(高鮠) 
          ギンブナ(銀鮒)   カマツカ(鎌柄)    

 
        ●シマドジョウ(縞泥鰌)    ドジョウ(泥鰌)    ヨシノボリ(葦登)
         ナマズ(鯰)          スナヤツメ       ドンコ(鈍甲)
 
        ●各グループごとに川に入りました。
         橋の上から、たくさんの魚が泳いでいるのが見えたので、塾生は
         ワクワク、ドキドキしながら体験しました。
   
 
川の水はとてもきれいに澄んで、魚が逃げるのが見えました
 
 
 
みんなが川の中を歩いたのでだんだん水が濁ってきました
 
 
水も濁り魚は、草などがある川岸の茂みの中に
入いってしまったのか、なかなか捕らえられません
 
でも、途中20分位水から上がり講師の説明を聞いて
いる間に、川の流れにより最初のようにきれいに
澄んできました
 
         ●いろいろな魚が捕れました
 


 
         ●コオイムシ(子負虫)
          塾生が捕らえた中に混じっていました
          講師の説明によると、昆虫類では珍しく、オスだけで子どもの世話をする 
          メスがオスの背中に多数の卵を産み付ける オスは卵が孵化する12日間
          位背中につけたままいる(夏場) 
 
          コオイムシは、全国の水田や沼などに広く生育する 小魚や昆虫を捕らえると
          口金から消化液を注入して溶けた肉質を吸い込む  すわれた小魚は死ぬ 
 
 
       ●外来魚 ブラックバスも捕らえました
        もともと日本にはいなかったが、人間の手によって日本に入って来た
 
        日本の大切な固有種を喰い荒らし生態系のバランスを崩している事を学んだ
 
        ブラックバス・ブルーギルなど外国では食用として美味しく食べられている





         ★今日のまとめ
       
           ●たくさんの魚たちや虫たち、貝たちは、それぞれ助け合って生きている

           ●一種類の魚、貝、昆虫たちの生き物が、死んでいなくなってしまったら
            その他の生き物たちも生きていくのが難しくなってしまう
      
           ●魚が生息するには植物を含め生物がそれぞれ助け合ったり喰われたり
            しながら自然環境のバランスを保っていることを学んだ

           ●水環境や生物多様性、保全の大切さが理解できた。 

           ●せっかく捕まえた魚たちですが、川に返し元気に泳いでいく姿に今日の
            勉強のお礼を言ってお別れしました