2016年2月14日日曜日

2/13   2月環境塾

平成28年2月13日
      
      2月環境塾    会場(日本環境管理センター)

   今日は、朝から今にも降り出しそうなどんよりした日で気温は3月初旬の12度 そのうえ
  河津桜もすでに咲き初めが例年より1週間早いと云うニュースが流れていました。
    
   講義が終わり外に出ると、やっぱり小雨が、降っていました。
  コートを持っていきましたが、寒さは感じられず羽織ることはありませんでした。
  
   2月だと云うのにこの暖かさは人間の活動による気候変動の影響なのか?
  ますます環境教育の大切さを感じました。


 1時間目
       「自動車社会」           大塚 洋平 講師    西濃運輸株式会社

    今回は、森整講師のご都合が悪く大塚講師から受講しました。
   大塚講師は、若い なかなかのイケメン講師で、「カルちゃんの物流ツアー」と云う
   冊子に沿ってトラックの物流について熱く語られました。


     みんなが使っているパソコンを例にとって説明を聞きました。

       ①パソコンの材料や部品の多くが外国で作られて、船や飛行機で日本に来る
       ②港や空港からトラックで工場に運ばれ組み立てられパソコンに変身
       ③工場から電気屋さんにトラックで運ばれ、キミたちの前に登場そしてまた
         トラックでキミたちのお家に届けられる
       ④古くなったらまたトラックでリサイクル工場へ運ばれ分解、分別され再利用される

     このように、パソコンだけでなく、服、カバン、食べ物など周りにある全ての物が、
     毎日たくさんの人の手によって運ばれている事を知りました

     私たちが生活する上で物流は欠かすことが出来ないことも学びました


     *西濃運輸のトラック(大型2500台、小型6700台)9200台が1日24時間
       地球を走ると20周して4万kmになる事や、一ヶ月のガソリンが514万リットル使う事も
       教えてくださいました

     *私たちが夜寝ている間に大型トラックが荷物を大都市まで運んで朝には到着し、
       そこからは小型のトラックにバトンタッチして家庭まで運んでくれることを知りました

     *環境にやさしい取り組みとして
       ①トラックを止めたらエンジンもストップ
         エンジンキーと運転手は「カールコード」でつながっていてトラックを離れるときは
         必ずエンジンをストップしています
         これは、限りある燃料資源の節約になります
       ②毎日10分間アイドリングストップすると1日で東京~大阪間5往復分(1,510リットル)
         の燃料節約になり1年間で地球5,5周分(543,600リットル)の節約が出来る
       ③環境にやさしいトラックの導入
         ハイブリッド車、天然ガス車、電気自動車、エコタイヤ
       ④現在の日本の乗り物では、2酸化炭素排出量が一番多いのがとラックである
         しかし飛行機、船、電車は、各家庭の玄関先まで来ることが出来ない。
       ⑤エコキャップ配達の協力をしている
       ⑥社員みんなで環境保全活動をしている


     ★受講生の感想
       *乗り物のうち二酸化炭素を一番多く出すのはトラック、2番目は飛行機
         3番目は電車ですが、私たちが生活する物流ではトラックの利用が一番多い
         事がわかった  会社は、燃料資源節約に工夫努力しているので、私たちも
         車の運転では急発進、急ブレーキををしない運転を心がける
       *荷物を運ぶだけでなく環境に気を使っているのが素晴らしい
       *道路に出るとき、トラックの止まっている時いつ動くかわからないので気をつける
       *トラックの周りで遊ばないようにしたい
       *現在の美しい地球を守るためエコドライブに心がけたい
       *最近アマゾンや服類の通販を利用することが多い生活をしているが、
         今日の講義を受け、他人事のように考えていましたが自分の生活について
         考えてみようと思いました
       *現代の便利さの裏にはガソリンの消費、二酸化炭素の排出など環境面で
         マイナス面もある事を自覚し、環境にやさしい運転をしていきたいと感じた
    

  2時間目
         「水と西濃」        森 誠一 講師      岐阜経済大学教授
    

        ★地球環境塾は「ふるさと」を、いろんな面から知る場である
           西美濃は、まれにみる「緑豊かな山と大きな川」に、恵まれている


           山が緑は当たり前でない 世界では木の無い山もある

*輪中は、美濃人の知恵であり、川の決壊があったときは人々の田んぼや
              命を救った
            *生活には川の水を使っている しかし水が豊か過ぎて洪水になる事もある
            *堀田も美濃人の知恵である 百姓(百の生業を持っている いろいろな
              手立てで生活できる人)仕事をしながら堀田を守る
            *堀田はきちんと土を上げて沼田にならないように手入れしないと魚や
              生き物も住めなくなるし稲などの農作物も作れなくなる
            *堀田の維持は大変 昭和40年代ころ維持管理は女 舟は男 家族の輪 
              地域の輪それぞれの絆によって堀田は守られてきた
            *堀田には魚が豊富に育った  魚が豊富だけでなく魚を食べてきた文化が
              ある 今でもおちょぼ稲荷では川魚料理屋さんが軒を連ねている
            *西美濃は、全国で最も淡水魚の種類が多いふるさとを大切にしたい


         ★外来魚(海外から移入された魚類の総称)
            *オオクチバス
              流れのある川を嫌う肉食
            *コクチバス
              流れがあっても平気 大きい川も小さい川も生きれる 日本の魚大好き
              岐阜県では伊自良で発見
              今後、長良川などの1級河川に現れると、アユに関した流域の水産業、
              観光業が、コクチバスにアユが食べられてしまう事により厄介なことになる

         ★地域(ふるさと)を守る
             *根拠ある活動の日常化
               岐阜県土木事業とマスコミ啓発の提携が大切


         ★受講生感想
            *西濃地域は豊かな川があり淡水魚の宝庫なのがわかりすごいと思った
            *「ネコギキ」 国指定天然記念物がこの地域にいる事を知った
            *誇れる自然を大切にしたい
            *輪中、堀田はすごい 洪水は防げてこめも作れる そして魚が棲める
            *素晴らしいふるさとを大切にしたい