2016年7月15日金曜日

7/9   7月環境塾

平成28年7月9日 

  7月  環境塾       (日本環境管理センター)

  今日は、朝から雨ふりでした。
 みんなで楽しみにしていた とうもろこしの種まきが出来ません。
 牧野講師に循環型社会のしくみを学びましたが、
 とうもろこしの種まきは職員の方にお願いしました 10月の収穫が楽しみです♪
  その後 ペレットボイラーで温度調節された温室と栽培中のパパイヤの見学をしました。

   2時間目は、「薪と森林再生」の森講師のご都合が悪くなり、12月の
 「使用済み液体の回収/精製」と入替し吉田講師にお願いしました。

 
★1時間目
       「トレーのリサイクル」         新矢 恭三 講師  (株)エフピコ

   ●私たちの食生活を、清潔、安全、便利にしたスーパーマーケットなどで使われている
    食品トレーについて学なびました

   昔・・・・・・・・・・買い物をした時、魚や野菜など竹の皮や新聞紙で包んで家に持ち帰った
   現在・・・・・・・・トレーに入って売られている
            欲しいものを欲しい量だけ選んで買うことが出来る

   ●食品トレーは現代の食文化を支えている 軽い  衛生的  鮮度保持  断熱性 
            クッション性  耐水性  強くて丈夫  コストダウン

   ●優れた特性と便利さで私たちの生活を支えているが、私たちが便利になった分
    地球温暖化が進んだことも学んだ
 
   ●みんなで今日学んだことを活かし、出来るだけ分別回収できるように努力したい

            

   ●地球温暖化の原因は、生物多様性ピラミッドの一番上の私たち人間であることも
    理解できた

   ●3アール(スリーアール)
           みんなでゴミを減らし、活かす、利用する事

    ①リデュース
           無駄なゴミの量を出来るだけ減らす事
    ②リユース
           一度使ったものをゴミにしないで何度も使う事
    ③リサイクル
           使い終わったものをもう一度、資源に戻して製品を作る事

           (トレーはリサイクルに当たる)
           
   Ⓐ食卓(消費者)➡➡Ⓑ販売(スーパーなど)➡➡©配送(包材問屋)➡➡Ⓓ生産(エフピコ)

     ・トレー以外混ぜない
     ・汚れを洗う
     ・乾かす
     ・スーパーやお店に返す

   ●ⒶⒷ©Ⓓの繰り返しの循環を、させるためにいちばん大切なのは、みんなが、トレーを
    使った後にお店に返す事

             
              
               ⇈ みんながお店に返した食品トレーをきれいに洗い溶かして作った
                 原料となるペレットです 再び、白いトレーに変身します

             

                色のついたトレーは黒色のペレットに変身しクリーニング屋さんの
                 ハンガーや花壇のプランターに変身します

                

               ⇈ ピンクやイエロー、ブルーのきれいなトレーに変身しました


 ★2時間目
        「使用済みの液体の回収/精製」   吉田 一富 講師  日本リファイン株式会社

       ”もったいない”が始まりで、創業者が日本リファイン株式会社を立ち上げました

     ●使用済みの液体・・・・・・車などの製品に色を塗る時に使う塗料を薄める液体の事
                     しかし、色を塗り終わったら要らなくなるので昔は捨てていた

     ●回収/精製・・・・・・・・・・・・”もったいない”ので捨てずに回収しキレイにし使えるようにする
                     どうしてもキレイにならない液体は、ゴミを燃やす燃料にする

     ●リサイクルの役割・・・・・・再び使える液体にする事 どうしてもキレイにならない液体を
                      燃料にして捨てやすくする

                

     ●地球温暖化について
           ・私たちがゴミをたくさん出しているため、知らないうちに地球の温度が
            少しづつ上がっていく事が理解できた
           ・地球温暖化は、ほとんどが人間のせいである(森林伐採、オゾン層破壊)
           ・人間のせいで、植物、動物、生物など困っている
           ・氷河などが溶けて海水が増えてツバルなど低い島は沈んでしまう

     ●地球温暖化のしくみ
           ・対策を取らないと2100年には、今の気温より2.6~4.8℃上がると考えられる
           ・オゾン層が破壊されると海水に直接太陽が当たり海水温が高くなる
           ・海水が、二酸化炭素を吸収し酸性化する 今まで棲めた魚や生き物が
            死んでしまう
                   

           
     ●地球温暖化防止するには!!!!
            ・人間の手によって地球環境が左右されるので自分のできる事
             (エアコンの温度管理、車の利用など)を、やりたい
            ・私たちの毎日の生活が地球温暖化を引き起こしているのが分かったので
             ムダや、もったいないことは気をつける
            ・自分には関係ないと言う小さな考えは変えなければ大変なことになる
            ・自分には、何が出来るかよく考えて生活したい


 ★3時間目
        「循環型社会のしくみ」    牧野 大樹 講師   日本環境管理センター

     ●循環資源について
      ・みんなのお家の台所排水、お風呂排水、洗濯排水やうんち、おしっこが下水道に流れ
       浄化センターに集められ浄化され再び川に流れます 
      ・環境を守るため日本環境管理センターの工場では、汚泥の水分を飛ばして
       資源として培養土(炭化汚泥)を作っています
      ・培養土を使い実験的に野菜を作り資源を循環させています
      ・公共施設などの樹木の剪定枝でペレット(ガス、石油、灯油に代わる燃料)を
       を作り、温室の燃料にしてパパイヤなどの栽培が出来るか実験しています
      ・ペレットストーブやペレットボイラーを、スムーズに燃やすことのできる
       ペレット作りの研究をして化石燃料の使用を減らす工夫をしている
           
 
 剪定枝からペレットを作る機械の説明を受けた


                ⇈ ペレットボイラーで温度管理されているパパイヤ栽培温室
                  もちろんリサイクル燃料です!!!


                 栽培テスト中のパパイヤ


                ⇈ パパイヤの生育適温 25~30℃  寒さに弱い

        ●リサイクル燃料のペレットで温室の温度管理が出来、
         炭化汚泥の培養土を使い地域の廃棄物を再利用した野菜作りの流れが
         循環型社会になる事を学んだ