2016年9月12日月曜日

10/8   10月環境塾

平成28年10月8日

            10月 環境塾         (日本環境管理センター)

    先日より天気が悪く、トウモロコシの収穫を心配していましたが、やはり今日も朝からの
  小雨で畑がぬかるみ 楽しみにしていましたトウモロコシの収穫は出来ませんでした
   今年度は、7月の種まきも雨降りで出来ず 種まき・収穫も体験出来なく残念でした でも
  塾生の代わりに種まきと3か月に及ぶ育成そして今日の収穫まで職員の皆様にお世話になり   
  本当にありがとうございました
   講義の後にみんなで試食させてもらいました。



 ★1時間目  
         「トイレの話」        加藤 篤 講師     日本トイレ研究所


   ●人間は食べなければ生きていけない  そして食べれば必ず排泄(うんち・おしっこ)する
    「食べる事」 「排泄する事」 人間にとって基本的なことである




   ●みんなの 体の調子が良いのは いいうんち(ピカピカうんち)が出ること

   ●世界のいろいろなトイレの写真を見た 日本のトイレからは想像できない簡単な造り
 
   ●日本のトイレはきれいで衛生的!!
    (排泄物は水と一緒に汚水処理施設に流れて行き、微生物で分解され、水と泥になり
     泥の一部は、肥料などになります)
    (水は、川や海に行き、蒸発して雲になり、雨を降らせます)
    (この雨で木や植物が育ち、私たちの食物や生活に必要な紙などが出来ます 
     トイレットペーパーも作られます)

   ●日本のトイレがきれいで衛生的なのは トイレを作る技術や水・トイレットペーパーが
    十分あるからです しかし、もし水が出なかったら・・・・・・・・・・・災害時のトイレ

   ●災害時のトイレ(水が出ない)
    不衛生な環境では 食事 医療が成り立ちません
    トイレ・水・食料は三セットでとっても大切

   ●災害時に備えて災害トイレを普段から考えて用意!!
    今回2種類の災害トイレを見せてもらい水を使って実験した


                ①黒いビニール袋にふわふわの砂のような手触りの物を入れて
                  500ccの水を入れた 外へは全く漏れずツブツブのゼリー状に
                  変化した  講師は800ccまで大丈夫と言われた

 
       人間のおしっこは 普段は一回に200cc位なので4回は使えそう


                ②こちらの災害用トイレは水を入れると底にある紙の下に吸収され
                  やはりゼリー状になった  それぞれ状況に応じて使い分ける

     ●感想まとめ
      排泄は我慢できない生理現象です
      排泄を後回しにしてはいけない 命にかかわることだから!!
      災害時の必需品をよく聞くが トイレも大切だと思った
      いつ起こるかわからない災害に備えることが大切
      家にある持ち出し袋にトイレを追加したい
      普段でもトイレを大切にした(いつもお世話になっているから)
      これからは大切に使いたい
      災害時のトイレの大切さを教えてもらい我が家にも用意したい
      食べ物以外にも備えるべきものとしてトイレを学べた
      非常に為になる内容でとても参考になりありがとうございました
      すごくトイレの大切さがわかりました


      
★2時間目
       「循環型社会のしくみ」        牧野 大樹 講師    日本環境管理センター

    
     ●7月に浄化槽から流れ出る水の行方について教えてもらい 植物の育成体験及び
      観察を通して生物多様性の保全と仕組みを学ぶ計画でしたが、種まきも収穫も
      雨のため職員の方にお世話になりました  地球上の生物、植物などすべて
      生あるものは外気とか気象に左右されて人間の力の及ばないことも学びました
     
     ●浄化槽では微生物の働きにより汚泥と水に分かれます 
      *水
       川へ流れ海に行き雲になり雨となり再び山や平野に降り注ぎ植物や生物を育てます
      *汚泥
       環境を守るため日本環境管理センターの工場では、汚泥の水分を飛ばし資源として
                  培養土(炭化汚泥)を作って農業用堆肥として利用されます
       植物(トウモロコシ)の育成体験畑にも利用されています



                トウモロコシの畑 雨水でぬかるんでいました
       

               夏の間は路地栽培の畑で栽培テスト中のパパイヤ
               冬になるとリサイクル燃料のペレットボイラーで
               管理されている温室で栽培される

 
パパイヤとトウモロコシを焼いてもらいました
 

                パパイヤはキュウリとか うりのような歯触りでサラダにも合います
                今日はチーズ焼きにしたり胡麻ドレッシングなどをかけて試食しました

                トウモロコシの旬は、夏と思っていましたが今、収穫されたばかりなので
                生でも試食しましたが、とっても甘くフルーツみたいでした
                
 
種まき・収穫体験は出来ませんでしたがとっても美味しく
試食させていただき循環型社会のしくみを学びました
 

 

9/10    9月環境塾

平成28年9月10日

     9月    環境塾    (揖斐川町の親水公園沿いを流れる桂川)

     数日前から台風が3個も、日本列島に近づき、そのうちの1個は、観測史上
     例のない逆戻り台風となり、甚大な被害が東北、北海道などで発生しました。

     西濃地域でも、3日前には豪雨があり心配が予想されていましたので、安全に
     「お魚ウオッチング」を開催できるのか窪田講師は、川の水量、流れの速さ、濁りなどを
     観察するため、数日前から何度も川の様子を確認されていました。

     前年に引き続き、開催当日は、好天に恵まれ「お魚ウオッチング」の条件が整い
     参加者、講師、スタッフの協力で無事に終了できましたラッキー♪♪♪



           「お魚ウオッチング」        窪田一仁 講師   自然観察指導員


     ★環境学習のねらい
         
        ●環境保全意識向上のため、身近な地域の川で、水環境や生物多様性の
         重要性、保全の大切さを、体験を通して学ぶ

        ●先日の台風などの事も理解し自然の恐ろしさを知る事。
         
        ●最近では経験のできないきれいな澄んだ水の流れの中でたくさんの魚たちが
         泳いでいる素晴らしい自然も知る事。

        ●この素晴らしい自然を、残すために私たちは、どんな生活をするのか考える事。

     ★「お魚ウオッチング」体験実習
    
        ●3グループに分かれ窪田講師から魚の習性や、捕らえる時の網の使い方
         魚の逃げ場所、川の中の水生植物について学びました。

         

        ●桂川に棲んでいる魚たち 
         

         ●オイカワ(追河)   カワムツ      アユ(鮎)  タカハヤ(高鮠) 
          ギンブナ(銀鮒)   カマツカ(鎌柄)    

 
        ●シマドジョウ(縞泥鰌)    ドジョウ(泥鰌)    ヨシノボリ(葦登)
         ナマズ(鯰)          スナヤツメ       ドンコ(鈍甲)
 
        ●各グループごとに川に入りました。
         橋の上から、たくさんの魚が泳いでいるのが見えたので、塾生は
         ワクワク、ドキドキしながら体験しました。
   
 
川の水はとてもきれいに澄んで、魚が逃げるのが見えました
 
 
 
みんなが川の中を歩いたのでだんだん水が濁ってきました
 
 
水も濁り魚は、草などがある川岸の茂みの中に
入いってしまったのか、なかなか捕らえられません
 
でも、途中20分位水から上がり講師の説明を聞いて
いる間に、川の流れにより最初のようにきれいに
澄んできました
 
         ●いろいろな魚が捕れました
 


 
         ●コオイムシ(子負虫)
          塾生が捕らえた中に混じっていました
          講師の説明によると、昆虫類では珍しく、オスだけで子どもの世話をする 
          メスがオスの背中に多数の卵を産み付ける オスは卵が孵化する12日間
          位背中につけたままいる(夏場) 
 
          コオイムシは、全国の水田や沼などに広く生育する 小魚や昆虫を捕らえると
          口金から消化液を注入して溶けた肉質を吸い込む  すわれた小魚は死ぬ 
 
 
       ●外来魚 ブラックバスも捕らえました
        もともと日本にはいなかったが、人間の手によって日本に入って来た
 
        日本の大切な固有種を喰い荒らし生態系のバランスを崩している事を学んだ
 
        ブラックバス・ブルーギルなど外国では食用として美味しく食べられている





         ★今日のまとめ
       
           ●たくさんの魚たちや虫たち、貝たちは、それぞれ助け合って生きている

           ●一種類の魚、貝、昆虫たちの生き物が、死んでいなくなってしまったら
            その他の生き物たちも生きていくのが難しくなってしまう
      
           ●魚が生息するには植物を含め生物がそれぞれ助け合ったり喰われたり
            しながら自然環境のバランスを保っていることを学んだ

           ●水環境や生物多様性、保全の大切さが理解できた。 

           ●せっかく捕まえた魚たちですが、川に返し元気に泳いでいく姿に今日の
            勉強のお礼を言ってお別れしました