2017年12月9日土曜日

平成29年12月9日
   12月環境塾   
                                  場所;日本環境管理センター
今日は朝から冷え込み、寒い一日でした。
4月から数えて9回目、今年最後の環境塾となりました。
環境について少しずつ、知識や興味が膨らんできたようです。
環境塾では、環境についての図書貸し出しも行っています。
特に”サバイバルシリーズ”は、44冊揃えています。
環境塾では、一番の人気図書です!

≪1時限目≫
自然環境の保全~生き物たちはとってもフクザツな関係でつながっている~   
                        
 講師;岐阜大学応用生物科学部教授 伊藤健吾


  
                  


いきなり、質問です!
メダカが、いなくなって困る人?
牛(乳牛)がいなくなって困る人? 
私たちの生活の中で、メダカがいなくなっても困りはしないけど?
牛がいなくなったら牛肉が食べれない、牛乳が飲めない・・・・・・ちょっと困りますね。
でも、よく考えてみよう。

次に目の前に見せられたのは?! 動いてます!

ハリカネムシ(針金虫)
頭と尾の区別がない長い生き物
昆虫(カマキリ等)のお腹の中に寄生するひじきを長くしたようなちょっと気味の悪い虫です。
先生が家の前の溝から採ってみえました。
先生「どこにもいますよ」
受講生「え~~っ!!?」

川底で孵化し、水生昆虫(カゲロウ、ユスリカ等)に寄生し、昆虫が羽化して陸に飛ぶと、
昆虫の体内から陸に飛び出し今度はカマキリやコオロギ等の昆虫に寄生するという。
カマキリ等に水を噴霧すると、ハリカネムシは水の中と勘違いし、
カマキリの中から出てくるそうです。
受講生一同びっくり!!

その他、ハイコクロリディウム(カタツムリに寄生)やカラスガイ(イシガイの仲間)の生体について教えていただきました。
とにかく、スゴイヤツラの生体”皆さんびっくりの連続でした!
約27年位成長したカラス貝
他に、”わがままやヤツラ”
アユスナヤツメの生体についても教えていただきました。
知らないことばかり!!驚くことばかり!!生物はいろいろな関係でつながっています。
何かが欠けると、関係は全て崩れて、生き物(人間を含めて)に影響がでます。
牛もだいじ、メダカももちろんだいじ!

~先生からのメッセージ~
自然をよく見てみよう
面白いこと、不思議なことがいっぱい
何か変わったことない?
ひょっとしたら、それは危険なサインかも
ひとり一人が環境ウォーッチャー(見守り)になって下さい!

≪2時限目≫

世界の水問題とつながる足もとの水環境
                                      講師;同志社大学講師 神田浩史

~川の周りには命がいっぱい~揖斐川流域についての紙芝居
私たちが住んでいる地域(西濃一帯)の話。揖斐川上流の徳山ダムは6月に見学しているので
よ~く理解できますね。
揖斐川の周辺は肥沃な土地に恵まれており、私たちも大変恩恵(豊かな自然、おいしい食べ物)を受けています。
受講生は真剣なまなざしです。
いびがわ あれあれ ものがたり
興味深く聴き入る受講生
地球は水の惑星
でも、使える水は限られている。
水が豊富にある日本の中でも、特に森林が多くある岐阜県に住む私たちにはピンときませんね。

水問題はいろいろ
足りない水・・・きれいな水の飲めない人 世界で7億人
多すぎる水・・・洪水に苦しむ地域
れた水・・・トイレ、下水がない。工場排水が未整備

食物について
日本は自給率が低く食料を外国から輸入している。
食料だけでなく、物に付随する見えない水(木、車等育成や製造に要する水)も含めて買っている。
食料については年間1,800トンも捨てている。
世界の飢餓人口は約8億人。5秒に一人の子どもが亡くなっている。

~先生からのメッセージ~
きれいでおいしい水を育む森林を大切にしよう。
水を大事にしよう。
私たちは、どんなことができますか?・・・考えて下さい。

≪受講生の感想≫

もっと自然を観察してくださいと言われた。一番しっくりくる言葉でした。
1匹の虫が絶滅したら、いろいろな虫や魚などに影響が及ぶから生物を大事にしたい。
環境の多様性を守ること。一つの事だけを考えていてはダメ。何事にもあてはまる。
海外の洪水を防ぐために日本の林業が、復興してほしいと思った。
ただ、水をきれいにすいればいいという問題だけではないのだと思いました。
節水・・今までは水道代が高くならない言葉。しかし本来は貴重な水の大切さの言葉。小中学校から学ぶ必要があると思いました。
水がない国は大変だと思った。
5秒に一人が死んでしまっていることが、かわいそうだと思った。餓死をなくしていくことが何より大事だと思う。


ぎふ地球環境塾の事業は「一般財団法人 セブンイレブン記念財団」
の助成を受けて行っています

2017年11月14日火曜日

11/11   11月 環境塾

平成29年11月11日
  11月環境塾 
                       場所:ハートピア安八


先日より、一部の小学校で、土曜授業があるため受講生保護者より欠席の連絡が
入っていました。
そのため今日は、いつもより少ない参加人数でしたが、時間通り講義を進めました。
プラス思考で言うと、少人数でラッキーの部分もありました。
講師丸どり気分の講義や、プラネタリウム満天の星を見るのに寝て見れました。♪♪♪
全体が、ゆったりした雰囲気でそれぞれの講義内容が良く理解できました。

1時間目 → 夜空の星々と光環境
2時間目 → ビンのリサイクル



≪ 1時間目 ≫         講師:ハートピア安八   船越  浩海 

夜空の星々と光環境 

★プラネタリウムについて  
 太陽,月,星座、流星群、銀河など映し出され,それら天体の日周運動と、
 天球上の動きなどの生説明がありました。



ハートピア安八天文台は、日本で一番小さいプラネタリウムだそうです。
秋の星座群も見ました。天の川もきれいでした。
収容定員よりも参加者が少なかったので寝転んで星空を見ながら生説明を聞きました。




★光害(ひかりがい)

漏れた光によって周辺環境に悪影響を与える光のこと。



★照明とひかりがい

気づかぬうちに汚染していませんか? 光害(ひかりがい)
ひかりがい?? あまり聞きなれない言葉です。

日本に初めて電灯がともったのは明治15年11月1日 東京銀座でした。
今のように夜が明るくなったのは、昭和の高度成長期以降と言われています。

証明は、必要なところだけ照らせばよいのに、デザインや雰囲気を中心に考え、
無駄なところを、多く照らしている照明があることを学んだ。

街路灯、建物、夜の商店街などの写真でムダな光がどれほど多いか理解できた。
夜ムダな光で明るいと夜空の星が見えにくいのも知った。

稲や植物なども日照時間によって実を付けないなどの変化が起きている事を知った。

★普段、気にも留めなかったことが環境に大きく影響している。

★地球温暖化に拍車をかけている無駄な電気を浪費しない。

★個人が節電しても発電所は計画発電なので100人以上がまとまって節電しないと
 発電量を減らすことが出来ないことを学んだ。これらの事を知らない人や、
 友達などに伝えることが大切な事も学んだ。



≪ 2時間目 ≫          日本耐酸壜工業(株)   高井  良博

ビンのリサイクル

学ぼう!! 暮らしの中のリサイクル


★容器について



容器は、役目が終わったらすぐに捨てられる宿命をもって作られている。

(容器包装リサイクル)
ごみになる容器包装は、環境への影響は、大きな社会問題となっている。
家庭から出るごみの60%は容器包装廃棄物です。

(容器包装処理)
①容器を作る会社
②容器を使って食品を作る会社
③使い終わった容器を処理する行政

 以上の①~③が、合同協力して容器包装の処理をしている。


★スリーアール作戦

 ①リデュース
   発生抑制
   ガラスビンの場合 → うすく軽くする(少ないガラスで作る努力をしている)
   
 ②リュース
   再使用
   ガラスビンの場合 → 繰り返して使える(リターナルビン)

 ③リサイクル
   再生利用
   ガラスビンの場合 → 回収し、砕いて再び資源に戻す。


 ④熱回収 → 燃やすとき出る熱を利用する(温水プールなど)

 ⑤適正処分 → 地中に埋めたりする(生ごみなど)


★ ガラスびんの特徴
          <長所>
             ・中身が見える        ・腐らない
             ・溶けない          ・形が自由           
             ・さびない          ・再使用可能
             ・変形しない         ・変色しない
             ・空気を通さない    
   ・味がしない
             ・においが移らない ・紫外線カット(茶色びん)   
                   

          <短所>
             ・重い
             ・割れる → 物を大切に扱う心を育てる


             
          <私たちが出来る大切なこと>


           ・分別するときキャップをとる

             リサイクルのじゃま!
           ・中をサッと洗う

             中身が残っていると臭い、不衛生!
           ・空きびん以外の物をまぜない

              耐熱ガラス、陶器類が混ざるとリサイクルの時、
              不良品が出る!
              特に金属は、ビンを溶かしたときに、透明にならず
              予定していない色に発色して不良品になる


            *高井講師の工場で出た不良品を見せてもらいました。

             出来上がったビンにエクボとかニキビのような変形
             があり商品にはなりません

            *ガラスを原料から溶かすには2000度に温度を上げなければ
             なりません
             回収して粉砕したガラスだと1500度で溶けます。
             なのでエネルギーの節約になります。




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2017年10月16日月曜日

10/14   10月  環境塾

平成29年10月14日
10月環境塾                                                                             場所:日本環境管理センター






おとといからの夏日から一転、気温が10度も下がり、11月の天気です。
今日の講義の内容は、入れる(食べる)ことと、出る(トイレとうんち)話です。
人間にとって生きていく上で欠かせない、とっても大事なお話です。
特に2時間目は収穫祭もあるので、皆さん気合いが入ってます!








≪1時間目≫ 
トイレの話                       講師:NPO法人トイレ研究所    加藤 篤




加藤講師は「トイレに愛を」テーマに
トイレを通して、社会をより良い方向へ変えていくことをコンセプトに活動をしてみえます。
トイレの話から、環境、食育、健康まで幅広くお話をしていただきました。


  
トイレの王子こと加藤講師



<トイレとうんちの話>
まず、いきなりトイレとうんちのクイズです。

●上野動物園のゾウは1日にどのくらいのうんちをする?   答え  大人の体重(70~80kg)
●犬、鹿、キリンが赤ちゃんのおしりをなめるのはなぜ?        答え  うんちを出やすくする
●体から出ていく水分のうち最も多いのは?           答え  おしっこ(大人で約1.4ℓ)



その他、
こんなおもしろいクイズもありました


もちろん、全員①と答えました。
ちなみに加藤講師は①のうんちのことを
きらきらうんち(バナナうんち)と呼ばれていました。
②は、肉やお菓子ばかり食べている子のうんち
③は、ゲームばかりして体を動かさない子のうんち
④は、飲料水を飲みすぎてお腹が冷えている子のうんち
           あなたの今日のうんちは?どれ?
 


お腹の中にいる菌は、3つのうち(いい菌、ふつう菌、わるい菌)一番多いのはどれ?
これは、みなさん3つに分かれました。
答えは、ふつう菌。
ふつう菌は、どちらか(いい菌か、悪い菌)たくさんある方の菌のみかたをします。
なので、いい菌(乳酸菌)をたくさん食べて、
体にいいものを増やすと元気になります!
(チーズ、みそ、ヨーグルト等)




<大地震のときトイレはどうなるか>
あなたなら、大地震の直後トイレが壊れたらどうしましか?
①仮説トイレをまつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すぐには来ません。1~2週間位、もっと先かも
②がまんする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いつまでがまんできる?病気になっちゃいます
④その辺でする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・恥ずかしいけど、、困ったな~
⑤水をさがす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自宅の貯水で足りる?断水もしてたら?


3パターンの簡易トイレの紹介をしていただきました。
ビニール袋に
水250cc(約大人1回分のおしっこの量)を入れると、
すぐに固まります。(顆粒・錠剤)
他にビニール袋の底に紙おむつのシートが張ってあるもの
どれも約4回分は固めたり、吸収が可能とのことです。


顆粒を振りかける


錠剤で固める

災害が起こったときにどのくらいの備えが必要か・・・・・・
家族で話し合ってみて下さい。
最低7日分は必要です。



≪2時間目≫ 
循環型社会のしくみ(ともろこし収穫)
                                    講師:日本環境管理センター 牧野大樹
皆さんが待ちに待った収穫祭です。
長靴も持参し、やる気まんまん!
ですが、
なんと9月の台風で
受講生の皆さんが蒔いたトウモロコシが倒れてしまい全滅!(泣)
しかし、
そこはちゃんと牧野講師の手配で、
代替えのトウモロコシが植えてあり、
そこで収穫を行うことが出来ました。やった~!(笑)



スーパーのトウモロコシと環境管理センターのトウモロコシは何が違うのか?
大きな違いは土(肥料)です。
日本環境管理センターでは、
農業排・下水道汚泥を感想・炭化処理して汚泥肥料を製造生産し

農地(農産物)に還元を推進されています


市町村別に生産された炭化オデイ










 この有機肥料を使って、おいしいトウモロコシが出来るのです!


一番大きいトウモロコシさがし
パパイヤも収穫しました!沖縄でなくても、ハウスでなくても生るんですね!すごい! 
家におみやげ


みんなで試食
新しいケータリング車で調理された
焼きトウモロコシ、焼きパパイヤ、パパイヤ、野菜、シーチキンのミックス炒め
トウモロコシにチーズがのって豪華


ケータリング車に乗る見事な手さばきのコックさん
おいしいくて無言です

日本環境管理センターのスタッフの皆様
トウモロコシの種まき、管理、収穫、料理まで
何から何までお世話になり、ありがとうございました!


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2017年9月24日日曜日

9/9 9月  環境塾

平成29年9月11日
 9月 環境塾                    場所:日本環境管理センター(平田町)


朝夕は、過ごしやすくなりました。
しかし、日中は大変暑い日が続いています。


日本環境管理センターの社屋の側面(南、東)には、オーシャンブルーが
元気に育ち、緑のカーテンが私たちの教室を
優しく涼しく包んでくれました。
さすが、栄養たっぷりの肥料が施されていますね。








来月は、トウモロコシの収穫祭り。
どんな様子か、私(事務局)はトウモロコシ畑に行ってきました。
暑さに負けず、みんなの蒔いたトウモロコシは実っています!
来月が楽しみですね)^o^(







1時間目
「使用済の液体の回収/精製」       
                 日本リファイン株式会社  環境経営士 吉田一富講師



日本リファインは、輪之内町にあり、主に溶剤のリサイクルや
リサイクル設備等の販売を行っています。
”もったいない”が、始まりで、創業者が日本リファインを立ち上げました。

溶剤リサイクルの取り扱いの業者は、全国で51社。
リファインの取扱量は国内の約1割。
シェアは日本一です。 



溶剤とは?
    工場などで塗装しやすくするために塗料を希釈する
  液体のことをいいます。
    一度、使用すると色々な成分が混入しやすく昔は、廃却していました。
  現在では、不純物を取り除けば再び再生が出来、
  どうしてもきれいにならないものは、ゴミを燃やす燃料にします。




クールチョイス(COOL CHOICE)とは?
  環境省が賢い省エネを選択しよう” と提案している国民運動です・
  日常の生活の中で、どちらが省エネになるか、選択します。
<問題>
 どっちが省エネ?

 ●「エアコンの風向きは水平」 「下向き」
 ●「使わないコンセントを抜く」 「1Hテレビを見ない」
 ●「車」「バス」「飛行機」「電車」




両手両足を使って挙手、挙足

”どっち”か、元気に挙手で














★地球温暖化を防止するには?
  人間の手によって地球環境が左右される。
  家庭で自分のできることから始めてみよう!






2時間目
「自然と人」       
                 自然保護協会参与 自然観察指導員 小野木三郎講師



★小野木講師「生きていることは、どんなこと?」
  受講生A 「いろんなことができる」
   〃  B 「呼吸している」
  
   小野木講師「私たちは生きていると思っているが、生かされている。」

服・ズボン・靴・時計・車 全て緑




自然界には、生産者(植物)と消費者(動物人間)と分解者(バクテリア)がいる。  




植物は、動物がいなくても生きていける。
 しかし、動物は植物がいければ、生きていけない。



  
★ライオンは猛獣でしょうか?
  
 人間が勝手に猛獣にしたてのでは、ないか?
   アジアのライオン・・・唯一インドには約300匹いる。
   12月に海外ツアーの同行者として最後のアジアライオンを
   42年ぶりに見に行ってくる予定。   


日本の素晴らしさを私たちの手で、もっと大切にしましょう!
 森林が国土の約70%の自然。緑や豊富な水のあふれた日本
 四季の変化の美しさ世界一
 きれいな日本語(音が少ない)
 
 ローマ字→「HARASANSINNDA」
  日本語 →「原、三振だ」  「原さん、死んだ」
HARASANのジョークに大爆笑!
 
≪感想≫

●エアコンの温度管理・車の使用など考えて節約したい。
●私たちの毎日の生活が、地球温暖化をおこしていることがわかったので、
 無駄やもったいないことは、気をつける。
●自分には関係ないという考えは、変えなければ大変なことになる。
●自分には、何ができるか考えて生活したい。
●我が家でもろうそくの火(時間を)設けてみようと思いました。あたりまえの電気について
 考え直す一歩になるといいな。
●家庭から全体の16%も二酸化炭素が出ていると初めて知りました。
●生きているのではなく、いろいろなものに生かされている。




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2017年8月27日日曜日

8/12   8月   環境塾

平成29年8月12日


8月 環境塾      場所:輪之内町文化会館リトルホール





夏休みまっさかり。
開始1時間前にはひどい雨降りで心配しましたが、次第に天気になり絶好の染め日和になりました。
藍染は、お天気よって色の出具合が変わり、雨や雲だと藍色でなく緑かかった色になるそうです。

輪之内町のリトルホールで抗議を聞き、外で実習(草木染)を行いました。

初めて体験する藍染めに感動の声があがりました。親子で積極的に楽しく取組み、手際  
よく出来上がりました。




草木染め(藍染め)             講師:草木染色家 所鳳弘

                               他スタッフ6名

<環境学習のねらい>

私たちは地球という大きな生体系の一員であり、私たちの生活には様々な生き物が関わ り合い、生態系から得られる恵みによって支えられていることを学ぶ。

私たちの命と暮らしを支えている植物を含む生き物を持続的に利用し守る方法について学ぶ。

生態系の植物を使い人間が他の動植物にどのように関わり合っているのか染色体験を通じて学ぶ。








1.染色体験(絞り染)
<材料> 染色液(藍を発酵させたもの) 、白いハンカチ2枚、割りばし2本、輪ゴム

<順序>
①ハンカチを数か所、輪ゴムでくくる。くっくた所は液が入らないので、白くなる。








②染色液につける(講師が事前に用意された藍を発酵させた液)  
                      





                                         ゆっくり10数える


③水で洗い流す
 好みの色が出れば輪ゴムを外してもう一度水で洗い流して完成。
 色が薄いと思ったら、④に進む。


                  

④もう一度液につける(濃くしたい部分は長くつける)



⑤輪ゴムを外して、水でもう一度洗い流して完了





⑥干す・・たくさんの丸い模様

            











2.染色体験(板染)
 <順序>
①ハンカチをじゃばら折にし、割り箸をゴムで止める

②絞り染と同様に液につける→水洗い

③干す・・・直線模様が出来上がり(直線模様)




          青空に映えて、風になびいています・・みんなで鑑賞会
              


3.染料作成体験


 <藍の特徴>
藍染めは2000年も前から続いている
毒ヘビや虫が藍のにおいを嫌う(昔は砂金採りの人が藍で染めたブルージーンズ  
 を履いていた。)
薬草の働きがある(虫に刺されたら、藍の汁をぬるとよい


藍の葉
          
<順序>
①葉っぱを1枚ずつちぎる


  
②葉っぱをミキサーに入れ水を足して回す
 
③液を布に流し、こして絞る


  
出来上がり・・・きれいな緑が、時間がたつと藍色に変化する



<受講生の感想>
仕上がるまで、柄が想像できないのでおもしろいと思った。
空気に触れると色が変わる(緑→藍色)のに驚いた。
世界にひとつだけのハンカチが作れてうれしかった。
友達と同じようにやっても、出来上がりが違ってすごいと思った
藍染めは意外に簡単にできたので、家でもやってみたいです。
輪ゴムや割り箸で柄が作れたので、すごいと思いました。
自分だけの色、柄が出来てとてもうれしかった。









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